1.Jane Doe
作詞:秋元康
作曲:早川暁雄
君は誰なんだ?
答えてくれ
目の前にいるのは
Jane Doe
いつも やさしい瞳を揺らし
微笑み 僕を見た
そして情熱的に求め合った
あの日の愛は幻だったのか?
WOW WOW WOW
夜を遮(さえぎ)るガラスの窓に
もう一人の君が映った
他の誰かを
想っているのなら
腕からすり抜けて
帰ればいいさ
目を開けたままで
キスするのか?
なぜ?僕の知らない君がいる
目を開けたままで
何 見てるの?
抱かれながら 次の夢ひとつ
愛しきJane Doe
肩に残っていたのは痛み
食い込んだ爪の跡
僕が運命の女(ひと)と信じ切った
未来の愛は偽りだったのか?
WOW WOW WOW
腕の力をそっと緩めて
さりげなく部屋を出て行け
君の心が
ここにはなくたって
ここでやりかけた
キスは片付けよう
目を閉じないのは
なぜなのだろう?
傾けた首が愛おしい
目を閉じないのは
うわの空か?
気づきながら 騙されようか
気まぐれなJane Doe
誰もが隠してる
本当の顔を…
今まで
見せていたその素顔でさえ
思い出せない
すべて失った
君は誰なんだ?
答えてくれ
目の前にいるのは
Jane Doe
目を開けたままで
キスするのか?
なぜ?僕の知らない君がいる
目を開けたままで
何 見てるの?
抱かれながら 次の夢ひとつ
愛しきJane Doe
2.破れた羽根
作詞:秋元康
作曲:河原嶺旭
どこかを走ってる
列車の汽笛
聴こえてしまうほど
静かな部屋で…
君に何を話せばいい?
どういう言葉も届かないだろう
破れた羽根に触れないように
両手で君を抱きしめながら
瞳に溢れ出したその涙
僕はそっとキスして拭う
I still love you
出会ってしまったこと
2人の罪だね
サヨナラ 切り出された
運命は罰か
君になんてあやまればいい?
誰かを愛したわけじゃないんだ
キレイな羽根は破けやすそうで
はらはら僕は気遣ってしまう
君には君のままでいて欲しい
ピュアなハート 汚(けが)さぬように…
I still love you
ドアを開けて ゆっくりと
羽ばたいて Ah
破れた羽根を癒せるのなら
このまま君を引き止めただろう
ハートの籠の中に閉じ込めた
愛はそっとどこかへ逃がそう
破れた羽根に触れないように
両手で君を抱きしめながら
瞳に溢れ出したその涙
僕はそっとキスして拭う
I still love you
3.錆びたロック
作詞:秋元康
作曲:すみだしんや
いつから大人になったんだ?
普通に歳も取ってたし…
何か後輩もできちゃって
息苦しい
いつから大人になったんだ?
みんなと同じファッションで
何か聞き分けもよくなって
だめな感じ
あの頃は
未来の夢
持て余していた
バタフライナイフよりも
尖っていたものはそう
イノセンス
錆びたロック
思い出して
歌いたいよ
大声で…
錆びたロック
胸の奥に
忘れられぬメロディー
錆びたロック
思い出して
叫びたいよ
心から
錆びたロック
取り戻そう
埃(ほこり) 被っていた
ロックンロール
いつから利口になったんだ?
喧嘩もしなくなったしね
ブレーキなんかかけちゃって
つまらないよ
いつから利口になったんだ?
信じるなんて今はやめた
いつも疑ってた方がいい
学習したよ
馬鹿にした
大人たちと
同類になってた
人はみなこんな風に
静かな音楽を
聴き始める
鳴らせギター
騒々しく
暴走した
青春よ
鳴らせギター
リズム刻み
未完成な言葉たち
鳴らせギター
騒々しく
常識なんか
ぶち破れ
鳴らせギター
下手でいいんだ
人生はいつだって
ロックンロール
錆びたロック
思い出して
歌いたいよ
大声で…
錆びたロック
胸の奥に
忘れられぬメロディー
錆びたロック
思い出して
叫びたいよ
心から
錆びたロック
取り戻そう
埃(ほこり) 被っていた
ロックンロール
4.利己的な恋愛
作詞:秋元康
作曲:森脇正敏
誰も勝手なことばかり
ああだこうだとか言いながら
私の恋 邪魔しないでよ
やっと出会った彼だから
だめな奴だってことくらい
織り込み済みなんだよ
世の中 完璧な人間(ひと)はいないし
裏の顔くらいある
ちょっと女に手が早い
もてないよりもてる男がいい
Selfish !
自分だけよけりゃそれでいい
他人は誰も関係ない
私が本気で愛せる人なら
悪魔でも構わない
Selfish !
自分だけよけりゃそれでいい
世間に認められなくても…
そう愛は自分のものだ
私 エゴイスト
そうよ 私の友達を
陰でこっそり口説いたり
何人かモノにしたみたい
だけど私の目見ながら
“愛してる”って言われたら
どうでもよくなるんだ
見てない所(とこ)で何をしてようと
ジェラシー感じたりしない
だって妄想していたら
疑心暗鬼が膨らむだけだよ
Don't touch !
隠したいことは隠せばいい
光は全部当たらない
私が知らない部分があっても
知りたいと思わない
Don't touch !
隠したいことは隠せばいい
私に見えるものが真実
ねえ愛は思い込みだよ
嘘を突き通して
Selfish !
自分だけよけりゃそれでいい
他人は誰も関係ない
私が本気で愛せる人なら
悪魔でも構わない
Selfish !
自分だけよけりゃそれでいい
世間に認められなくても…
そう愛は自分のものだ
私 エゴイスト
5.右肩
作詞:秋元康
作曲:杉山勝彦
思い出すよ 今も…
恋と気づいた夏を…
トケイソウの花が
日向に溢れた道
晴れ渡った空に
入道雲がもくもく
あっという間に増えて
なぜだか不安になったの
今いる場所と未来
あなたの右肩
私の頭を傾けて
ちょこんと乗せたら
それだけで安心した
しあわせよ
上手くいかなくて
つらく悲しい時は
そんな私の愚痴を
聞いてくれるだけでいい
夕立に降られて
民家の軒先で
そっと寄り添った2人
いろいろあるねって笑った
雨さえ楽しくなる
あなたの右肩
時には心を休ませて
心配があっても
いつだって楽になれる
ぬくもりよ
それぞれの空の下で
輝いてたあの頃 想うのかなあ
今でも 2人は
一緒に歩いてるみたいに…
あなたの右肩
私の頭を傾けて
ちょこんと乗せたら
それだけで安心した
しあわせよ
懐かしく 切なかった
ああ あの夏よ
6.ブエノスアイレスに雨が降る
作詞:秋元康
作曲:わたなべしゅうじ・クレハリュウイチ
ブエノスアイレスに雨が降る
ドアを開けたままバスが行く
その男は誰かを待つ
退屈な映画を観るように
指の骨を鳴らしていたんだ
道を挟んだこっちから
ずっと 見ていたよ
なぜ 本当に来てしまったんだろう?
作り話に
愛されてごめん
だから逃げて来たのよ
きっと
迷惑かけるから
何も言わぬまま消えたWeekend
愛されてごめん
だっていい人だから
嘘はつけない
これ以上
夢を見れてよかったわ
私は一人きり
さあ タンゴで泣こうか?
ブエノスアイレスに夜が来る
壊れたネオンがリグレット
その男は私を探す
走り書きのアドレス 振りながら
Hey!タクシー 止めようとしてる
広い背中を目印に
眺めていたの
なぜ 気になって追いかけたくなるんだろう?
声は掛けない
忘れて欲しいの
二人 赤の他人よ
あの日
もし出会わなければ
こんな涙も雨の雫
忘れて欲しいの
ここで暮らしたとこで
上手くいかない
そう あなたは
国境を越えた人
タンゴ踊ったら
ねえ 拍手をちょうだい
愛されてごめん
だから逃げて来たのよ
きっと
迷惑かけるから
何も言わぬまま消えたWeekend
愛されてごめん
だっていい人だから
嘘はつけない
これ以上
夢を見れてよかったわ
私は一人きり
さあ タンゴで泣こうか?
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